邦船3社がIoS-OPを通じて船舶の運航データをONEと共有
川崎汽船株式会社(”K” LINE)、株式会社商船三井(MOL)及び日本郵船株式会社(NYK)は、各社がコンテナ船に搭載しているモニタリングシステムより取得した運航データについて、株式会社シップデータセンター(ShipDC)が推進する船舶IoTデータ共有基盤 “IoSオープンプラットフォーム(IoS-OP)” を通じ、用船者であるOcean Network Express Pte. Ltd.(ONE)とのデータ共有を開始しました。
これまでは”K” LINE、MOL、NYKの3社が異なる規格で管理を行っていたため、データを変換する作業がONEで発生していました。IoS-OP上では、ShipDCがISO19848準拠の標準名称への自動変換機能を提供しており、ONEでのデータ変換作業の負担が削減され、フリート全体の統合された運航データを用いての分析や管理が容易となります。
ONEにおいては、これらのデータを活用し、各船もしくは各機器の性能評価の精度を高め、これまで以上に安全で効率的な船舶の運航を目指します。
今般のデータ共有により、IoS-OPに流通する船舶運航データが大幅に増加することになり、IoS-OPを核とした海事産業におけるデータ収集・流通・活用の更なる加速に貢献することを目指します。