IoS-OPは、海事業界におけるデータ流通を実現し、デジタル時代における新たな海事クラスターの形をつくり、次世代につなぐべく、データの創出・送受信・蓄積・活用など上流から下流までの作業を役割分担し、各社が得意分野に自由に参画できるデータ流通基盤となります。IoS-OPが、恒久的に秩序ある規則・規約のもと、会員に対するサービス提供を行うためには、公平性、信頼性および独立性のある活動を推進していく必要があります。 このため、ShipDCではIoS-OPコンソーシアムと呼ぶ会員企業により構成される組織を設立し、各種ワーキング・グループ(WG)等の活動を運営してまいります。

組織と活動内容

全会員が参加する総会と、主要メンバーで構成されるステアリングコミッティ、サブコミッティがあり、サブコミッティの配下に実際の検討、議論、テスト、事例紹介などの活動を行うワーキング・グループ(WG)があります。会員は、IoS-OP運営に対する要望や意見提言だけでなく、ShipDCが提供する各種会議・イベントへの参加、各WGへメンバーとして参加、テストベッドの利用、ShipDCを利用したビジネス展開などをご利用頂けます。
 

 

テストベッドサービス

サービス内容

船内でのデータ収集、衛星通信を介した陸上へのデータ送信などの設備を陸上に準備し、船内と同様にデータ収集、送信、取得などの試験を一気通貫、あるいは部分的に行えるサービスです。IoS-OPコンソーシアムメンバーは、これらの環境のご利用が無料!

ご活用シナリオ

設備利用費や通信費は無料、また複数メーカーのISO 19847準拠サーバーをご用意しているため、既存システムやサービスのISO規格への適合評価や、新たなサービスの検討、最新の衛星通信サービスのトライアル、実船テスト前のプレテストなど、様々なテストが実施できます。さらに新製品や新サービスなどのデモ環境としてもご利用いただけます。例えば…

  1. エンジンデータの遠隔モニタリングによる機関予防保全サービスの検討
  2. 機器稼働データの遠隔モニタリングによる新たな保守メンテナンスサービスの検討
  3. ShipDCの船舶IoTデータを活用した各種分析や、新たな解析サービスなどの検討
  4. 自社システムでの船陸データ通信を実際の衛星通信環境を使ってトライアル
  5. 船内データサーバーや、船内アプリケーションの開発機の機能検証    など。

お申し込み

まずはIoS-OPコンソーシアム事務局までご連絡ください。ご利用目的をヒアリングし、テストシナリオに応じて必要な準備・手配などを実施いたします。各種機器の設定変更やソフトウェア改修などが発生する場合には、実際に必要となる工数をお見積りの上、別途ご相談させていただく場合があります。

お申込みの流れ

テストベッド設備

  1. <船内データサーバー>
  2. intelligence edge/JRCS株式会社
    TERASAKI Marine Information Platform/寺崎電気産業株式会社
    BEMAC IoT Data Server/BEMAC株式会社
    FURUNO Open Platform/古野電気株式会社
    Fleet Monitor/株式会社三井造船昭島研究所

  1. <衛星通信設備>
  2. Fleet Xpress/インマルサット株式会社
    OceanBB plus/スカパーJSAT株式会社